2018年8月16日付の特定のNGOとの秘密会合開催に関する国連人種差別撤廃委員会(CERD)委員長に対する異議申し立て(邦訳)

2018年9月11日

2018816日付の特定のNGOとの秘密会合開催に関する国連人種差別撤廃委員会(CERD)委員長に対する異議申し立て(邦訳)

国連人種差別撤廃委員会(CERD)委員長ノールディン・アミール教授殿
(「写」マルク・ボッソート教授殿、ギュン・クート教授殿)

拝啓

 

 われわれは、国連人種差別撤廃委員会(CERD)が、対日審査の会期中の8月16日、早朝、左翼側NGOとだけ、秘密裡に裏口会合を開催したことについて、大変驚愕いたしました。 

 貴委員会は、対日審査の会期中、公式に、NGOとの会合を2つ開催しました。8月14日の10:00~13:00の「NGOとのインフォーマル会合」(”Informal Meeting with NGOs”)と8月16日の13:45~14:45の「昼食時のNGOによるブリーフィング」(”Lunchtime Briefings by the NGOs”)です。これら2つのCERD委員とNGOとの間の会合は、公式にスケジュールされ、十分に前もって告知されていました。8月14日の「NGOとのインフォーマル会合」は、予定通り、左翼側と保守側の両方のNGOが参加して開催されました。この会合では、6つもしくは7つの左翼側NGOと、「不当な日本批判を正す学者の会」(AACGCJ)を含む2つの保守側NGOがスピーチをいたしました。しかしながら、8月16日の「昼食時のNGOによるブリーフィング」では、われわれ保守側は、計5人がスピーチをしましたが、左翼側NGOからは誰も発言しませんでした。われわれ保守側は、8月16日の「昼食時のNGOによるブリーフィング」における発言者が、8月14日の「NGOとのインフォーマル会合」と比べ、極端にアンバランスなことに大変驚きました。このようなことがどうして起こったのか、われわれには、非常に不思議でなりませんでした。

 われわれは、8月16日、「昼食時のNGOによるブリーフィング」とは別に、CERD委員と左翼側NGOとの秘密会合が同日開催されたとの結論に至りました。沖縄の2つの大手新聞の一つである『琉球新報』は、8月17日付けで、参議院議員の糸数(いとかず)慶子議員(沖縄選出)が、8月16日、対日セッションが始まる前に、国連の人種差別撤廃委員会で、スピーチしたことを報じました。糸数議員は、8月16日、いったいどこで、スピーチをしたのでしょうか?ちなみに、糸数議員は、われわれが参加した「昼食時のNGOによるブリーフィング」には、出席していませんでした。彼女は、左翼側NGOとともに出席した別の会合でスピーチしたに違いありません。ある信頼できる情報源から、CERD委員と左翼側NGO(おそらく韓国系NGOを含む)との秘密会合が、8月16日の朝9時から開催されたことを知りました。これは、左翼側NGOの要請に基づき、CERDが関与した裏口取引です。われわれは、これを不正であると理解しています。

 われわれは、CERDがこのような不明瞭かつ不透明な手段に訴えたことに対して、非常に失望し、当惑しております。CERDは、かねてから2つのNGO会合を準備していると表明してきました。すべての希望するNGOが、CERDの求めに応じて、予定されていた2つの会合に集合し、オープン・ディスカッションに従事することが求められていたはずでした。CERDが左翼側NGOと私的な会合を持つことは、公平性(impartiality)を否定するとともに、おそらく、討論に何の価値もないと考えているのであろうということを示唆すると思います。われわれは、この予定外の会合について、何も知らされておらず、完全に排除されました。さらに、われわれは、「昼食時のNGOによるブリーフィング」において、左翼側NGOと公開討論をする機会を失ってしまいました。

 おそらく、左翼側NGOは、われわれとともに「昼食時のNGOによるブリーフィング」に参加した場合、彼らが指摘した点について、われわれから間違いを指摘されることを恐れたのではないかと思います。われわれには、これが、彼らがCERDに裏口会合を要請した真の理由ではないかと思われます。確かに、慰安婦問題、沖縄、アイヌ、ヘイト・スピーチなど、いくつかの問題で、彼らの主張には多数の謬見が見られます。他方、CERD委員は、「昼食時のNGOによるブリーフィング」で、真実を知る機会を失いました。貴委員会が、特定のNGOとの間で秘密会合を開催したことは、「昼食時のNGOによるブリーフィング」の目的を完全に否定するものです。

 CERDセッションは、裏口会合や秘密会合を伴うものであってはなりません。われわれは、貴委員会が、今回の問題を反省し、このようなことが二度と繰り返されないように要請したいと思います。加えて、貴委員会が、公正性を確保するために、これまでの慣行をどのように改善しようとしているのか、説明していただきたいと思います。

 ご返事をお待ちしております。

 

敬具

 

慰安婦の真実国民運動(ATCW)代表 加瀬英明

 

「不当な日本批判を正す学者の会」(AACGCJ)会長 田中英道

東北大学名誉教授・文学博士

 

「不当な日本批判を正す学者の会」(AACGCJ)理事・事務局長 山下英次

大阪市立大学名誉教授・経済学博士