2026年3月11日中国外交部報道官郭嘉坤は、定例記者会見で国連の特別報告者らが3月6日に発表したプレスリリース「いわゆる『慰安婦』制度の生存者たちに対して、正義、真実、そして遅ればせながらの賠償が求められている」について発言した。
深圳テレビ記者が「国連人権理事会の特別手続 に所属する16人の専門家が最近、共同声明を発表し、日本が「慰安婦」被害者の真実、正義、賠償を求める権利を侵害していることに深刻な懸念を表明したと報じられた。彼らは日本に対し、正式な謝罪、十分な賠償、教科書における関連歴史記録の保護を求めた。これについて「中国の見解は?」と質問を受けて、郭嘉坤は次のように回答した。
====引用ここから====
慰安婦の強制徴募は、日本の軍国主義が犯した重大な犯罪であり、被害者の権利を著しく侵害した行為である。証拠は明白であり、否定することはできない。国連人権機構はこの問題について声を上げ、日本の軍国主義が犯した犯罪に対する非難と憤りを改めて表明し、国際社会が公平と正義を堅持する決意を示している。(引用文は機械翻訳による)
====引用ここまで====
ここまで出鱈目を堂々と発信できる姿勢には驚嘆せざるを得ない。中国は国家として恥ずかしくないのか。
国連も問題だ。国連の特別報告者は、国連人権理事会から任命され、各国の人権問題について国連から独立した立場で調査し、提言する。中国外交部報道官の発言は先日報道した正義連がプレスリリースを「歓迎」する声明を出したのと同様、プレスリリース原文にはない文脈をで、中国に都合よく、日本に不利益な物語(ナラティブ)を展開していることに呆れるばかりだ。
人権理事会には、特別報告者に通報する仕組みとして「特別手続」が定められている。現在中国で行われている様々な人権蹂躙について特別手続に乗せたらどうだろうか。乗せたところで、中国は特別報告者の受け入れについては「内政干渉である」として拒否するであろう。それにもかかわらず特別報告者のリリースを含む都合の良い国連の発信は使うというダブルスタンダード。中国に牛耳られ、利用される国連の機能不全は否めないところだ。国連の抜本的改革は不可避である。
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